UX JOURNALってなんだ?
“利他のこころ”こそが、
道なのだと伝えたい。
「傍(はた)を楽にする」ことが、「働く」ということだ。そう先輩から昔教わりました。今でもこの言葉は、僕のなかで「働く」を考えるときの中心にあります。
自分の周囲3メートルにいる人たちのUXを上げる。それが今の時代の「傍を楽にする」ことだと僕は思っています。それは、日本人が文化として永年受け継いできた「思いやり」や「お互いさま」の考え方と同じで、「利他のこころ」と呼ばれるものです。
テクノロジーを活用して、楽に、そして楽しくお互いに生きる。楽をするのは悪いことではありません。便利を知るからこそ、不便に気づくことができ、今よりもっとUXが高まるアイデアが出てくるのです。
UXの追求は、お金だけじゃない、豊かさの追求なんだ。
「UXを追求すること」は「お金だけじゃない豊かさを追求すること」でもあります。
僕たちの人生は「経験・エクスペリエンス」の集合体です。日々のエクスペリエンスの中で気づく、小さな喜びや悩み。それら一つひとつを向上・解決させていくことが、僕たちの人生を豊かにしていくと信じています。
身近な出来事、物事になぞらえて「UXとはなにか?」を誰にでもわかる言葉で(時には動画で)伝えるために、『UX JOURNAL』は誕生しました。
UXを知ることで、きれいごとではなく「利他のこころで、うまくいく」が(アタマではなく、ハラで)信じられるようになるはずです。信じられるようになってくれたらいいな、と願っています。
UX JOURNAL 代表 藤野貴教