仕事から帰って家事に忙殺され、自分の時間が持てないと感じている方も多いのではないでしょうか。
特に、仕事が終わってからの夕方や夜は、家に帰ってもすぐに休むことができず、買い物や家事、夕食の準備などが待っているため、リラックスする時間を確保するのが難しいと感じることもあるでしょう。
さらに、小さなお子さんがいる場合は、保育園へのお迎えやその後の世話も加わり、さらに時間に追われることになります。
こうした状況の中で、自分の時間を持つためには、少しの工夫と計画が必要です。
かつて私も同じように毎日忙しい生活を送っていましたが、ある時から週末に買い物と準備をしておくだけで、平日の家事がぐっと楽になり、余裕が生まれることに気づきました。
その結果、自分の時間を楽しめるようになり、日々の生活に余裕と充実感が生まれました。
私が実践している「時短家事」の方法を、買い物編と調理編に分けてご紹介します。
休日をうまく使って時短家事 買い物編
まず、時短家事を実現するための第一歩として、週末の買い物を効率化することが重要です。
週末にしっかりと準備をしておくことで、平日の家事をスムーズに進めることができます。
買い物前に必ず行う
買い物に行く前に、まず1週間分のメニューをざっくりと決めておくことが大切です。理想的には、主菜と副菜を組み合わせた献立をしっかりと考えてから買い物に行くのが良いでしょう。
しかし、私の場合、献立を細かく考えるのは時間がかかりすぎてしまい、逆にストレスになっていました。そこで、私はもう少し柔軟に考えることにしました。
まず、冷蔵庫の中身や調味料の在庫をチェックします。さらに、トイレットペーパーや洗剤などの消耗品も確認し、必要なものをリストアップしておきます。
このリストを作る際、私はスマートフォンのLINEを活用しています。
自分専用のグループを作り、そこにメモを残すことで、いつでも簡単に確認できるようにしています。
適当にメニューを決める
次に、メニューをざっくりと決めます。細かく献立を決めるのではなく、大まかな食材だけを決めておくことで、平日に柔軟に対応できるようにします。
一例をご紹介しますね
日曜日:魚塩焼き用
月曜日:牛肉薄切肉
火曜日:鶏肉もも肉
水曜日:豆腐
木曜日:豚肉ブロック
金曜日:魚干物
土曜日:豚肉バラ肉
ここまで決まったら、これにプラスしてたんぱく質を考えていきます。
- たまご
- 納豆
- 油揚げ
- 厚揚げ
- ちくわなどの練り物
- 豚肉、鶏肉など副菜使用分
その他の買い物
野菜
にんじん
じゃがいも
玉ねぎ
キャベツ
ネギ
もやし
きのこ類
その他はスーパーに行って、実際の値段を見ながら決めています。
- 葉物:小松菜、ほうれん草など
- サラダ用:きゅうり、レタス、トマト、スプラウトなど
- その他:れんこん、ブロッコリー、にら、しょうがなど
調味料&消耗品
調味料や消耗品も忘れずにチェックしておきます。
これらのアイテムは、日常の家事に欠かせないものであり、切らしてしまうと家事の進行に大きな支障をきたすことがあります。
例えば、料理に欠かせない醤油、料理酒、みりん、こめ油などは、頻繁に使うため、必ずストックを1本は確保しておくことが大切です。
これにより、急に必要になった時に「ストックがない!」と焦ることもなく、常に安心して調理を進めることができます。
さらに、調味料の在庫管理をしっかり行うことで、余計な買い物を防ぎ、無駄な出費も抑えることができます。
例えば、使い切る前に新しいボトルを購入しておくことで、調理の途中で調味料が足りなくなるといった事態を避けることができます。これにより、家事の効率が上がり、時間の節約にもつながります。
しょうゆ
酒
みりん
こめ油
アルミホイル
サランラップ
消耗品についても同様に、洗剤、漂白剤、キッチンペーパーなど、日常的に使用するものは切らさないように注意が必要です。
特に洗剤やキッチンペーパーは、料理や掃除の際に頻繁に使用するため、常に在庫を確保しておくことが重要です。
これらがなくなってしまうと、掃除や洗い物が滞り、家事がスムーズに進まなくなる可能性があります。
消耗品のストック管理には、専用の収納スペースを設けることをおすすめします。
例えば、キッチンのシンク下やパントリーに、洗剤や漂白剤の予備を保管しておくことで、必要な時にすぐ取り出せるようにしておくと便利です。
次に、買い物で揃えた食材を使って、調理の手間を減らす方法をご紹介します。ここでのポイントは、「下味冷凍」を活用することです。
休日をうまく使って時短家事 調理編
「下味冷凍」とは、肉や魚を調味料に漬け込んでから冷凍する方法です。
この方法を使うことで、解凍時に食材に味がしみ込み、調理が非常に簡単になります。
たとえば、鶏もも肉を使った照り焼き風の料理では、鶏肉を一口大に切り、醤油、みりん、酒、砂糖、おろしにんにくを混ぜた調味料と一緒に冷凍用のジッパー付き袋に入れます。
この状態で冷凍しておけば、解凍するだけで味付けが完了しているので、調理が楽になります。
また、鮭の味噌漬けや豚の生姜焼き、ガーリックシュリンプ、鶏むね肉の甘酢炒めなど、さまざまな料理に応用できます。
これらの料理も、すべて事前に調味料と一緒に冷凍しておくことで、忙しい平日の夕食の準備が劇的に簡単になります。